2008年3月14日金曜日

ips細胞

最近話題のips細胞。

何が凄いのかと言うと、今まで「どの部分にもなれる万能細胞」は、ES細胞で、卵細胞からでしか造ることが不可能でした。
一旦各パーツに分化してしまった細胞は、もうどの部分にもなれる訳ではないのです。
しかし、ips細胞は皮膚の細胞からでも造ることが可能なのです。
しかも、たった4つの遺伝子を皮膚細胞に組み込むことによって、あらゆる部分の臓器に成長?するのです。

これは、相当凄いことです。
体の一部が病気になったり、欠損した場合に拒絶反応がないパーツが造れます。また、仮の臓器やパーツを造って、それを調べることによって病気を解明したりできます。

脳のグリア細胞が独自の伝達方法を持っていたニュース、DNAのイントロンが無駄な情報ではなく、エクソンに影響を与えていたというニュースと並んで、私的に科学的3大凄いニュースです。

0 件のコメント: